こんにちは!カーキです。
今日のテーマは「北欧諸国と日本の幼児教育の違い」についてです。
幼児教育の世界ランキングでは45カ国中
第1位:フィンランド
第2位:スウェーデン
第3位:ノルウェー
と北欧諸国が上位を独占している結果となっています。ちなみに日本は21位、、、
幼児教育ランキング上位の北欧諸国(フィンランド、スウェーデン、ノルウェー)と日本の幼児教育は、なにが違うのか?
それぞれの国の特色を比較しながら、どんな教育方法なのかを深掘りしていきましょう。
フィンランドの幼児教育:自然との一体感
特徴
- 森の幼稚園:フィンランドの幼児教育の大きな特色は、「森の幼稚園」です。子供たちはほとんどの時間を屋外で過ごし、自然環境を活用して学びます。四季折々の自然の中で、感覚を研ぎ澄ます活動が豊富です。
具体例
- 自由な遊び:子供たちは自由に遊び、自然の中でさまざまな発見をします。木登りや落ち葉拾い、雪遊びなど、自然とのふれあいが日常的です。
- テーマベースの学習:興味のあるテーマに沿ったプロジェクトを進めることで、子供たちは自分のペースで学びます。例えば、「動物」や「宇宙」に関するプロジェクトで、絵本の読み聞かせや工作活動を行います。
スウェーデンの幼児教育:自主性と創造力の育成
特徴
- レッジョ・エミリア・アプローチ:スウェーデンの一部の幼稚園では、イタリアのレッジョ・エミリア・アプローチが採用されています。子供たちが自分の興味を追求し、プロジェクトベースで学ぶスタイルです。
具体例
- プロジェクト学習:子供たちは自分たちでテーマを選び、調査や制作活動を通じて深く学びます。例えば、「水の循環」についてのプロジェクトで、実験やフィールドワークを行います。
- アウトドア教育:自然の中での活動が日常的で、森林や公園での散策が教育の一部です。天候に関わらず、外での活動が推奨されています。
ノルウェーの幼児教育:自然との深い関わり
特徴
- フリルフスリブ(Friluftsliv):ノルウェーでは「フリルフスリブ」と呼ばれる自然活動が重視されています。子供たちは毎日外で過ごし、自然環境の中で身体を動かしながら学びます。
具体例
- 天候に関係ない活動:ノルウェーの子供たちは、雨の日も雪の日も外で遊びます。防水の服を着て、自然の中での探検や遊びが日常です。
- バランスの取れたカリキュラム:学習と遊びのバランスがとれたカリキュラムで、子供たちは身体的な活動と学びを両立させます。例えば、数や形を自然の中で学ぶ「数遊び」などがあります。
日本の幼児教育:集団活動と基礎学力の重視
特徴
- 集団行動の重要性:日本の幼児教育では、集団行動や協調性の育成が重視されています。運動会や発表会など、みんなで一緒に行う活動が多いです。
具体例
- 基礎学力の早期教育:読み書きや算数の基礎が早期から教えられます。文字や数の学習は、遊びの中にも取り入れられています。例えば、文字の形を覚えるための「お絵かき」や、数の概念を学ぶ「数遊び」です。
- 行事を通じた学び:運動会や発表会、遠足などの行事が盛りだくさんで、子供たちはイベントを通じて社会性や協調性を育みます。
北欧と日本の教育の違いについて
自然との関わりについて
北欧:自然環境を最大限に活用し、四季折々の自然とのふれあいを重視。
日本:屋内での活動が中心で、自然との関わりは行事や特別な活動が多い。
教育方法について
北欧:自由な遊びやプロジェクトベースの学習を重視し、子供の自主性を尊重。
日本:教師主導のカリキュラムで、基礎学力の早期習得を目指す。
社会的価値観について
北欧:ジェンダー平等や個別のニーズに対応した教育が進んでいます。
日本:集団行動や協調性の育成が強調され、社会的なルールやマナーの教育が行われています。
まとめ
北欧では自然とのふれあいや自主性重視した教育、日本では集団行動や基礎学力の重視した教育が行われています。どちらのアプローチも子供たちの成長において重要な要素を持っており、私たちもその良い点を取り入れながら、より良い幼児教育を目指していきたいですね。
お子さんの成長と学びのために、今後もさまざまな教育の知識を共有していきますので、どうぞお楽しみに!
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